名古屋空港(以下NGO)にはAM10:00に待ち合わせることにしました。フライトは12:30なのですが、テロ対策のセキュリティーチェックに時間がかかるだろうという予測で早めに空港に。ところが機内へ搭乗直前に再度手荷物チェックがあった以外はテロ前の出発と同じ内容で、逆に旅行者が少ない分、普段より早く手続きが終了した感じでした。
NGO-SPNのコンチネンタルミクロネシア974便はBoeing737-800によるサービスです。
機材は新しいのですが、乗りなれた747や777と比べると、(当然?)パーソナルTVやエアショー(GPSによる航路の表示)もなくちょっと退屈。この機材は150席のキャパシティがあるはずですが、どうも洗面所がエコノミーには2つしかないようで「満席の時は争奪戦では・・」と要らぬ心配をしてしまいました。また、この日は約20名ほどのお客様。テロの影響は深刻です。「北マリアナ連邦」という自治領だけあって、機内で書いたサイパン入国書類は独自のもので、米国のものではないのはちょっと意外でした。約3時間のフライトで、サイパン・イスレイフィールド空港に到着。この空港は戦時中には日本爆撃のB29の拠点になった空港です。
さて第一の関門のサイパン入国です。予想に反して、イミグレーションでは何も聞かれずパスポートにハンコを押されただけ、税関では「次回来るときは、税関申告用紙各人は書くように(2人で1枚書いただけ)」言われただけで、荷物の中身はまったくノーチェックでした。
空港を出ると、既にホテル送迎の車が待っていて、すぐ乗り込むことができました。ドライバーいわく「客がいつもの20%くらいだ」とのことです。
ホテルには15分くらいで到着しました。チェックイン時アンテナをすぐに立てるか聞かれたのですが、既に夕やみがせまっていたこともあり、翌朝としました。
「シングル2部屋」と聞いていたのですが、実際は隣同士のツインルームをお互いにアサインされました。ドアを介してXQPの部屋に行くことができて便利。最上階(10F)から海岸の眺めは抜群で、いかにも「飛びそうな」感じです。
早速梱包を解き、お互いアンテナとリグの設置です。XQPはIC-706MK2とICOMのアンテナチューナAT-4を持ってきており、ベランダに5mほどのワイアを張りON-AIR。当局は、サガのアローラインとIC-729(50W)です。ちなみに両局ともメインはCW。マイクよりもエレキーの置き場所をこだわります。周波数がぶつかるとまずいので、XQPはWARCバンドを、当局は14から28にON-AIRすることにしました。
PM6:00くらいからOn-AIRしたのですが、既に28MHzではヨーロッパがオープンしており、そこそこのJAとEUのパイルを浴びることに。前回KH2の時にも思ったのですが、EUからのシグナルは強くても3つくらいで、エコーがかかって小刻みなQSBを伴います。これが何とも取りづらい・・この日は移動の疲れもあって、50局ほどでダウン。